採用コスト削減は、早期退職を防ぐことで実現。リファレンスチェックで採用コスト見直しを推進する

企業が事業を成長させる上で重要な活動の1つが採用です。しかし、求人掲載や人材紹介サービスを利用するなど、採用活動にあたって発生するコストは安いものではありません。

採用活動を積極的にしたいけれども、もっと採用コストを削減したいと検討している企業は多いのではないでしょうか。

採用コスト削減のためには、採用活動中にかかるコストだけでなく、採用後のコストにも目を向けることが重要です。どうしたら採用コスト削減が実現できるのか、そのコツをお伝えします。

早期退職防止に着目することが、採用コスト削減を後押しする

採用コストは、一人採用するのにかかったコストのことで、外部コストと内部コストに分けることができます。

外部コストとは、求人掲載の費用や人材紹介サービス利用料といった、採用活動のために外部企業へお支払いしている費用のことです。

一方、内部コストとは、面接時にかかる交通費や、面接対応をする社員の人件費など、社内で発生するコストが挙げられます。

採用コスト削減を目指す際に、上記のような採用活動中にかかるコストに目を向けている企業が多いのではないでしょうか。

しかし、採用コスト削減のためには、採用後のコストも考慮することが重要なのです。採用後のコストとは、入社した社員の給与や、その社員が退職する時の退職金です。

せっかく採用した社員が、入社後数ヶ月で早期退職してしまうと、退職日までの給与や退職金が、削減可能だったコストとなってしまいます。さらに、その欠員補充のために採用活動をしなければならないため、追加の採用コストもかかることになります。

したがって、採用活動中のコストを見直すだけでなく、早期退職を防ぐことも採用コスト削減に繋がるのです。

リファレンスチェックが、採用前から採用後まで早期退職防止をサポート

では、どうしたら早期退職を防ぐことができるのでしょうか。早期退職防止のポイントは、「採用ミスマッチ防止」と「採用後の上司と部下のコミュニケーション強化」の2つです。そして、この2点を実現するために欠かせないのが、リファレンスチェックなのです。

まず1つ目の「採用ミスマッチ防止」のために重要なのが、感覚だけに頼らず客観的な判断基準に沿って採用選考を行うことです。

そのため、求職者の客観的評価データであるリファレンスチェックを活用することで、求職者が自社にマッチする人材なのかを精査することができ、早期退職防止に繋がります。

採用ミスマッチ防止については、こちらの記事で詳しくお伝えしていますので、参考にしていただければと思います。(記事リンク)

2つ目の「採用後の上司と部下のコミュニケーション強化」は、上司が部下の適性・性格・能力などを把握して、部下1人ひとりに合わせたコミュニケーションを図ることが必要です。

なぜなら、各部下が何にストレスを感じやすいか、どこにモチベーションを感じるかを、より理解することができるからです。すると、会社を辞めたいと考えている部下の心のサインを察知しやすくなります。

上司が、部下の採用時に取得していたリファレンスチェックデータを参照することで、部下の性格や適性を把握することができます。そうすることで、部下とのコミュニケーションがより深いものになり、早期退職防止に繋げることができるのです。

実例として、東京都内にあるIT関連の企業様は、リファレンスチェックを活用して、年間の採用コストを約1200万円削減することに成功しました。これは、年間の退職者人数が30名から15名へ減少したことで、退職者の人件費が削減されたからです。

リファレンスチェックを活用して、採用前と採用後の2つの側面から早期退職防止を試みましょう。